淀川ヒューテック株式会社

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ニュース&トピックス

メディア掲載情報

2009年01月01日

「関西経営者協会」に掲載されました。

「皆が成長できる企業」を目指して

新年あけまして、おめでとうございます。

昨年は、アメリカのサブプライムローン問題の影響で、世界同時不況となり、日本企業も大きなダメージを受けました。これまでのアメリカ中心の仕組みは終わろうとしています。アメリカ1極集中から多極化の時代となり、日本も自立を求められています。

私は以前、アメリカに留学していました。1997年から1999年の2年間です。場所は、ペンシルバニア州のピッツバーグという町です。ピッツバーグには、USスチールの本社があり、昔は鉄鋼で有名だったのですが、今は工場は郊外に移り、きれいで静かな町となっています。私はこの町にあるカーネギーメロン大学ビジネススクールで学びました。初めての海外生活でしたから、大変なことも多かったのですが、貴重な体験をすることが出来ました。

アメリカのビジネススクールでは、マーケティングやファイナンスなどが、きちんと体系化されています。世界中から集まった一流のビジネスマン達がそれを必死に勉強する姿は、経験則を重んじる私達日本人にとって、非常に衝撃的でした。それと同時に、海外に出ることで、世界の中の日本の強みを、改めて感じることが出来ました。日本企業はつぶさに研究され、現にトヨタやソニーなどの優良企業は、ケーススタディーとして多く取り上げられていました。

あれから10年がたち、世界は大きく変化を続けています。その中でも、特に2つの大きな変化があると考えています。

1つは、本質が問われる時代になったということです。本当の実力が問われていて、ごまかしが効かないのです。当社は、もの作りをするメーカーです。メーカーの本質とは、「技術」と「情報」だと考えています。「技術」は、元来日本の強みです。長い歴史の中で蓄積された、試行錯誤やノウハウは、簡単に真似できるものではありません。その強みを磨き続ける必要があります。「情報」に関しては、今は情報化社会といわれ、様々な情報の中に、チャンスがあります。これからも、一流の情報を集め、ビジネスチャンスにつなげていきたいと考えています。

もう1つの変化は、グローバルの時代になったということです。日本、アメリカ、中国といった個々の国ごとに市場があるのではなく、世界全体がただ1つの市場になったのです。競争も世界的なものになっています。市場がグローバルになった今、日本企業として何を強みとするのか、ということが問われています。当社はこれまで「ユーザーニーズの先取りと迅速な行動力」で、お客様の信頼を勝ち取ってきました。グローバル市場でも、当社の強みを存分に活かして、成長を続けたいと考えております。

この変化の時代には、なによりスピードが要求されます。スピードに負けることはイコール競争に負けることです。このスピードについていくには、自発的に考え、行動できる社員を育てていく必要があります。

人はなぜ仕事をするのかというと、私自身もそうですが、やはり自分の成長のためだと思うのです。そういった成長の場を提供することが会社の義務であり、仕事を通じて成長することは社員の権利だと考えています。日本企業の「家族的経営」は、古くて新しい考え方であり、これからも世界に通用するものです。「社員一人一人が成長する」「安心して働ける」環境がないと、社員の主体性を引き出すことは難しいからです。

当社はこれまでも、個人が自由に働ける風土がありました。これからも、個人の主体性を尊重し、「社員も会社も共に成長できる」企業を目指していきたいと考えております。 私は、昨年4月に当社の社長に就任致しました。今後とも、皆様の変わらぬご指導、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

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