技術生かし 競争力強化
薄型TV 中堅・中小が効率化投資
液晶パネル製造装置メーカー、淀川ヒューテック(大阪 府吹田市)は大阪市淀川区で四月、液晶パネルのガラス基板に偏光フィルムを張り合わせる加工装置の新工場を稼働させる。投資額は約二十億円。新工場の作業 面積は既存工場の約二・六倍に広がる。既存工場から生産を移し、受注量が落ちても収益を確保できる体制を築く。
関西地域は薄型テレビ用パネルや太陽電池で高い国内生産シェアを持つ。地場の中堅・中小製造業には需要回復期に一気に増産体制に移る思惑もあるようだ。