淀川ヒューテック株式会社

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メディア掲載情報

2013年02月04日

「産経新聞社 SankeiBiz」に掲載されました。

【飛躍カンパニー】淀川ヒューテック 液晶製造装置でシェア7割
■次世代エネ関連事業 積極展開

液晶パネル製造装置で世界シェアの7割強を誇るのが、淀川ヒューテック(大阪府吹田市)だ。近年、韓国や中国、台湾向けが躍進し、海外売上比率は5割近くにのぼる。移り変わりの速い市場に柔軟に対応しながら、電池などの新規事業にも積極的に参入している。

同社の売上高の7割を占めるのが、半導体および液晶パネルの製造装置事業。しかし、もともと同社はフッ素樹脂を扱う会社だ。フッ素樹脂の耐薬品性や耐熱性などの特性を生かし、薬品の製造に使われる化学プラントのパイプラインなどの部品製造が原点。低摩擦の性質を利用し、産業機械向けの軸受け用などとしてもフッ素樹脂を提供している。

現在の主力となっている半導体、液晶パネルの製造装置事業は、1996年、写真フィルム現像所向けに省力化機械を製造していた「淀川メデック」を買収したことがきっかけ。液晶パネルの部品である偏光フィルムをガラスパネルに貼る装置や、液晶パネルを長距離で運ぶ際の容器となるカセットと呼ばれる装置などの製造に参入した。

しかし半導体の分野は微細・精密化が進み、液晶ディスプレーもタッチパネル式や有機ELなどが登場。市場の移り変わりを受け、半導体や液晶関連装置以外の市場にも進出している。自動車や電池など次世代エネルギーの関連市場だ。

リチウムイオン電池の中の電解液が漏れないようにするガスケットと呼ばれるシール材を製造。これらは、今後の需要拡大が見込まれる電気自動車(EV)向けだ。太陽電池のウエハーを運ぶカセットも製造している。

同社の事業は韓国や中国、台湾など世界に拡大。2000年に台湾北西部のサイエンスパークに営業拠点を設立したのを皮切りに、01年に韓国のソウル近郊に偏光フィルム貼付機の生産拠点を設立。中国・上海にも拠点をもつ。昨年5月には韓国北西部の京畿道に自治体の優遇措置を受けて新たに工場を設立した。

韓国のサムスン電子やLG電子が世界で存在感を強めるのに比例し、淀川ヒューテックの海外売上比率は上昇。01年の15%から10年には40%になった。同社の小川克己社長は「液晶・半導体関連事業を深掘りし、リチウム電池などの新規事業を進め、同時にグローバル化を進めるという3つの軸で攻めていきたい」としている。(中山玲子)

淀川ヒューテック株式会社

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