【第45回発明大賞 考案功労賞】■鍔付きチューブ(熊本工場工場長・中平吉人氏)
半導体や医薬品などの製造に使われる先端が鍔(つば)の形をした流体用チューブ。チューブ本体を二重に加工し、先端を熱融着して成型する。2個のチューブの鍔同士を接続するとガスケットの役割を果たす。チューブを二重にする加工方法は、他の部品や素材を使わず、材料費や工程数を減らせる。先端を鍔にすることで、チューブ同士の接続に継ぎ手が不要なためコストやスペースが削減される。さらに、流体に触れる部品が少なくなり、メンテナンスがしやすく衛生的。