電池部材企業を買収
淀川ヒューテック車載向けを強化
半導体製造装置向け部品メーカーの淀川ヒューテック(大阪府吹田市)は大和化成(堺市)を買収する。買収額は数億円で、1日付けで取得する。完全子会社の淀川プレシジョンとして運営する。大和化成は電池向けの密閉用部材を主に手掛けていた。淀川ヒューテックは車載電池向け部材を強化する方針で、大和化成の生産設備などを活用して需要拡大に備える。
大和化成の従業員約20人は淀川プレシジョンが引き継ぐ。淀川ヒューテックも車載電池向けの密閉用部材を手掛けている。環境規制の強化を背景に車載電池の需要は高まっており、買収で同事業を強化する。