淀川メデックの常務木村
「第36回発明大賞」において「日本発明振興協会会長賞」を受賞
業界で欠かせない装置にテーブル回転機構を用いた両面同時式偏光版貼付装置" "液晶パネルの製造工程のパネル両面に偏光版を貼り付ける装置に関する発明。パネルを垂直に起立させ両面同時にロータリー方式で偏光版を張る技術を実現した。インライン式の装置内にロータリー方式のテーブルを2基有し、それぞれの動作を同時進行している。
パネルを水平に搬送し片面を貼付した後に裏返して裏面に貼り付けするという従来の方式に対して高い効率性を実現した。従来機に比べてタクトタイムとフットプリントをそれぞれ約35%削減することに成功し、歩留まりも向上している。
韓国や台湾、中国の液晶パネルメーカーで採用実績があり高い支持を得ている。液晶テレビは大型化する一方で価格下落も激しく、偏光版貼付装置にも高い性能が求められており、業界では欠かせない装置になりつつある。