液晶関連中小
アジアに軸足
製造・検査装置
製品の開発と生産は密接に関係する。開発がアジアにシフトすると生産機能も一緒に移るケースは多い。液晶パネルのフィルムやガラスの張り合わせ装置を手がける淀川ヒューテック(大阪府吹田市、小川克己社長)はこのほど、韓国・平沢市に新工場を造った。
生産した張り合わせ装置は、韓国の大手パネルメーカーに供給する。韓国メーカーは張り合わせの精度やコスト、納期の要求が日本企業に比べて厳しい。顧客の近くに工場を置き、先方の要望を最新鋭機の設計や既存装置の改造に素早く反映できるようにした。